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ドSメイドは基本普通の子

第3章 何故か…ファンが!?


「美羽さん、今日1日お疲れ様でした!すみません、はじめは戸惑ったと思いますが…

最後は、睨みも上手になって――――…私は嬉しいです!」



本当に睨みつけ…上手になったのかな?


言われてみれば…最後の方はお客様も凄く喜んでくれたし、欄さんと一緒に睨みをリクエストしてくださる方も多くて、忙しかったなぁ



「今日は1日でしたがお世話になりました!ありがとうございました!

私がイメージしていたメイドカフェとは違っていましたが、これはこれで楽しかったです!」



私はスタッフの皆さんに深々と頭を下げた



「本当に残念ですわ…美羽ちゃんは人気者もなれると思いますのに…」



順さんが私の手を取って別れを惜しむ



「美羽ちゃん…今日だけと言わずに…バイトしよ~よ~…ね?」


欄さんは私を抱き締めてバイトを続けてほしいと言ってくれた


接客中の欄さんは物凄く怖いイメージだったけど、普段の彼女は可愛らしい人で歳も19歳と私と1つしか違わず現役の大学生だと言う!


低年齢化が進んだメイドカフェ界には珍しくここのカフェは二十歳以上のお姉さんが多くて私や欄さんのような若い学生は珍しいと言う…



って言うか…順さんが26歳だと言うのは驚いた…


他のスタッフもそのぐらいだとか…



お喋りなお客様がいて事情を聞き出せたのはラッキーだった!


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