ドSメイドは基本普通の子
第21章 教育者的指導!?
カフェを出ると、まだ少し肌寒い季節に私も宮ちゃんも身を縮めた。
「今日もお疲れ様。悪かったな…今日の客……やけに下ネタ言いたがるヤツで…嫌じゃなかったか?」
私は歩きながら頭を横に振った。
「ま――――…常連だから…無下には出来ないんだけど…僕に睨まれたり、怒られたくてわざと言ってる節があるんだよなぁ…マジでキモイ!」
――――そう言わずに!怒られたいなんて、可愛いじゃないか!
「そ~言えば…アイツって…職業なんなんだろうな?」
――――そう言えば…お客様の職業って意外と知らないかも…
マコトさんのは…知ってるけど…