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ドSメイドは基本普通の子

第22章 ちょっとブレイク!男たちの雑談?!


北村は皆に快くジムを教えサンドイッチを平らげて店を出ていった!


残ったのは…


テーブルの上にマッチョが全面に描かれたチラシ…



「ここに…和歌子が…通うのか?」


「鍛えるは…鍛えるだけど……美羽さんの求める“鍛える”ではないような…」


「ボディービルダーのためのジムって感じじゃないか?」



早島と大平、そして利宮の三人は北村の通っているジムのチラシを目の前に…何か違うなぁ…と、感じ始めていた。



表も裏も…書いてある内容は世界で戦えるボディービルダーのトレーニング法ばかり…


「しかし、三ノ輪が行くと言うなら…」


「そ、そうですね…美羽さん一人でここへ行かせる訳にもいきません!」



「おうよ!僕は和歌子を守るって決めたんだ!」



3人はお互いを奮い起たせチラシに向かって「よし!」と、気合いをいれた!





と、その時――――


クリスがそのチラシを手に取った。



「デモ――――…凄イネ!オーナー、アノ無口ナ美羽サントオ喋リ出来マシタネ!

私ハ無表情ナ美羽サンガ何ヲ伝エタイノカ全ク分カリマセ~ン!

店長ト同ジク、読心術ノ達人デスカ?」





「「「あ…」」」



ジムに通うと固く決意した三人だったが…



クリスの言うことに…「そういえば…」と、熱が冷める。



「言われてみれば…美羽さんが…オーナーにそんなことを話す訳がありませんね…」


「だよな…店長ならまだしも…あのオーナー読心術なんて高等技術使えるわけないな…バカだし」



「多分…和歌子の気持ちを勝手に解釈して…勝手にジムの紹介をしたんだな……あ~情景が思い浮かぶ…」



3人は冷静になったのか…静かに椅子に座った。





「――――で、何の話だっけ…」




どっと疲れた――――とある日の



“ドSメイドカフェ”の閉店後の店内であった。






ブレイク終了!


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