テキストサイズ

二人のキセキの物語 MN

第71章 再会の二人6 智



売れっ子キャスターの翔ちゃんは 大晦日まで仕事が詰まっていて
明日は朝から 雑誌の取材が入ってるという

「写真はこっち側から、ってお願いしておけば
少しぐらい腫れが残ってても目立たないしね」


笑顔で言ってくれる翔ちゃん

松潤の誤解もしょうがないとは思いつつも
やっぱり申し訳ないという想いは消えない


「ごめんね・・・」
「はは・・ホントに大丈夫だよ。でも・・」

「でも?」
「これって 漫画の主人公だったら 密かに片想いしてた可愛いヒロインと
急接近出来そうな美味しい状況だよね。
誤解からその子の後輩に殴られて
それを謝りながら手当してくれるヒロインと仲良くなっちゃうチャンス」

「あはは・・・・・・そう言う事なら俺じゃダメだから 誰か連れて来ないと
誰がいいかな・・・、そうだ、ニュース番組のサブキャスター 可愛い子だよね」
「・・・そんな可愛い子居たっけ?・・・何曜日の子だろう・・覚えてないな」






ストーリーメニュー

TOPTOPへ