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二人のキセキの物語 MN

第9章 出逢いの二人9 潤くん

9-1

初めて入れてもらったニノのマンションは
正直言うと 俺の予想より狭くて安そうなとこだったけど
部屋の中は 意外と落ち着ける 心地よい空間になってた


「散らかっててごめん・・」
「いいよいいよ、俺が急に来たんだし。それに別に散らかってなんかないじゃん。
このままでいいって」

俺にコーヒーを出してくれた後
パタパタ走り回りながら 雑誌や
空のペットボトルを片づけるニノを慌てて止めると
ちょっと恥ずかしそうにしながらも 漸く座ってくれた


「そう・・?」
「うん、それより話そうよ」

「うん・・・あの、映画の事、だよね?」
「そう」




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