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二人のキセキの物語 MN

第72章 再会の二人7 翔



あまりの痛みに涙がじわっと湧いてくるのを止められない
けど、両手で顔を覆いながら 大丈夫と繰り返した

顔面ぶつけた事も恥ずかしいけど
そもそも 智くんちの玄関ドアにぴったり寄り添って
何してたんだよ、ってハナシで

そこをツッコまれる前に
とにかく 一刻も早くこの場を立ち去りたいんだけど


「翔ちゃん、鼻血出てる!」
「・・・マジ・・・?」





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