
二人のキセキの物語 MN
第77章 ヌードの二人3 潤
「カズ、ちょっと斜めに構えて 手を首元に持って行ってよ」
「・・・こう?」
「あ、いいね。」
カシャッ
ポージングさせたカズを切り取ると
程なく 良い感じの一枚がカメラから吐き出された
「お、綺麗に撮れてるじゃん。じゃあ次は窓際で向こう向いて、
背中見せて。で、肩ごしに振り返って」
「え、まだ撮るの?」
「あったりまえだろ、カズだって俺の事何枚も撮ったんだから。
俺も同じだけ撮らせて貰うよ。さぁ早く早く」
「・・はぁい・・・」
のろのろとカズが動くのを ほらほらあっち、と追い立てる
まぁ カズの方だって 口で言う程
気が進まないわけじゃないのは一目瞭然
暫くは カメラマンごっこを楽しもうぜ
