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二人のキセキの物語 MN

第80章 ヌードの二人6 カズ



「何笑ってんだよ」


わざと怒ったような声音を出すけど
濃い睫に縁どられた瞳は
三日月形に細められてて
こんなところも“ 潤っぽいなぁ ”なんて嬉しくなるんだ


「ふふ・・・潤は可愛いな、って思って」
「言ったな?今日から同い年になったんだから 
もう年下扱いは許さないぞ?」

「そうやって拘るところが子供・・・いや、何でも無い」


じとっと睨まれて 慌てたふりで口を噤む

止め時を心得てるいつものお遊びは
二人の絆が固い事を確かめられるみたいな気がして
楽しいひととき


そこからは ちょっと仕事モードになって
ショーについて説明してくれる潤の甘い声を堪能した




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