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二人のキセキの物語 MN

第10章 出逢いの二人10 ニノ

10-1

潤くんと一緒に居ると 
この仕事を始めた頃の事を思い出すんだ

まだまだお芝居そのものが珍しく
現場に慣れなくてキョロキョロしたりして
でも、仕事に掛ける情熱は 誰よりも持ってる

俺の場合はまだ 芝居が好き、って言うより
興味本位の度合いの方が大きかったけど
潤くんは本当に芝居が楽しそうで、

時々 監督に怒鳴られながらも 
全体的にはのびのびと良い演技をして
周りのスタッフも 好意的な目で見ていることがよくわかった


そして そんな潤くんを見てるのが
俺はとても楽しくて
何だか誇らしかった




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