二人のキセキの物語 MN
第1章 出逢いの二人1 潤くん
「潤くん」
聞き慣れない呼ばれ方が くすぐったくも耳に心地よい
「あ・・俺の事はみんなが呼ぶみたいに“松潤”でいいんだけど」
「潤くんの方が俺より芸能界の先輩だもん。そんな呼び方失礼でしょ」
「あ、そうなの?二宮くんはいつこの世界入ったの?」
「中2の6月。潤くんは5月でしょ?」
「良く知ってるね・・でも1ヶ月しか変わらないって事だろ?タメだし同期ってことになるよね」
「まぁそうかも知れないけど この世界、一日でも早ければ先輩だからね。
あ、だから俺の事は呼び捨てでいいんだけど」
「いやいや・・・でも、じゃあ・・ニノって呼んでもいい?」
「勿論」