二人のキセキの物語 MN
第14章 出逢いの二人14 ニノ
「ほら、映画の方も監督にも褒めてもらえたから
どうせなら もうちょっとニノと話し合っておきたいな、
って思ったんだけど」
「あ・・・」
そうだった
そう言えばそんな事を言われてたっけ
潤くんは純粋に映画の事考えてるのに
俺ときたら・・・
何だか俺一人で空廻りしてる気がする
「ごめん・・・そうだね、そのために来たのに
あの・・・やっぱり 潤くんがいいなら・・泊めてもらおうかな」
「え、マジで?いいの?」
「うん・・せっかく、だもんね。でも、ホントいいの?」
「うん、うん。リビングのソファーで寝てもらうことになるけど。雅紀もいつもそこで寝てくんだ」