二人のキセキの物語 MN
第14章 出逢いの二人14 ニノ
潤くんとは、とにかく これからも
一緒に仕事をしたいって思うし
友達としても もっと近づけたらいいな、って思う相手
あ、潤くんの事も もう友達って言ってもいいのかな
まーくんは 潤くんも俺の事友達だって思ってるよ、
って言ってくれたけど
そんなこと改まって訊くのも可笑しい気がして
確認できてないままだ
でも、もしも そう訊いたら
笑顔で 勿論いいよ、って言ってくれるのかな
“俺達、もうとっくに友達になってるだろ”
なんて言ってくれたりするのかな
・・・そんな事を想像するだけで楽しくなるんだ
ちょっと困った顔をしながら玄関に向かう潤くんの背中を見ながら
俺は 楽しさがこみあげて来て 口元が緩むのを抑えられなかった