二人のキセキの物語 MN
第16章 出逢いの二人16 ニノ
俺と入れ替わりでシャワーに行った潤くんを見送ってすぐ
ベッドの奥の方に潜り込んだ
すう、と息を吸えば 潤くんの匂いがする
ふわりとブランケットを被って目を閉じる
ふふ・・・いい匂い・・
何だかオシャレな夢を見れそうな気がするな
胸のドキドキも治まって来た
目を閉じるとほろ酔いも手伝って
このまま眠れそうな気がする
けど、そうなると 今度は
せっかく潤くんの隣、超至近距離で寝られるのに
それをちっとも味わうことなく寝ちゃうのか・・・
なんて、勿体ないと思っちゃう俺も居た
何だかなぁ・・・、
俺ってこんなメンドクサイ性格だったっけ?