二人のキセキの物語 MN
第18章 親友の二人2 ニノ
「大丈夫?あっちで座ろう?」
「・・・・・・」
無言のまま、それでも俺が指した椅子の方へ歩き出す潤くん
「俺、飲み物取ってくるよ、何がいい?」
「俺は要らない・・・」
ボソッと呟かれた言葉に 俺も動けなくなって隣に座る
「・・・・・・」
「・・・・・・」
暫く無言の時間が続いた後に
「あのさ・・・」
「ん?」
「ニノは平気なの?大勢の人が見てて カメラがすぐそこで構えて
ドアップ映そうとしてる横でキス・・・するの・・・緊張したり、しない?」
「・・・・・・仕事だから・・・」