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二人のキセキの物語 MN

第18章 親友の二人2 ニノ


2-2

「ねぇ、潤くん。スタッフもカメラも敵じゃないよ、
一緒に作品を作って行く仲間だし
その作品を撮ってくれる味方でしょ?それに・・・」
「それに・・?」

「カメラの事なんか気にならないくらい、
俺の事だけ考えて、俺だけを見てよ」
「え・・・///」


あ・・・///

「いや、あの。俺、ってゆーか、役、役の方ね。
映画の・・・二人の世界に入り込むぐらいに 
集中して欲しい、って意味・・」
「あ・・あぁ。・・うん・・・うん・・・わかってる///」


変な事を言ったつもりは無かったのに
まん丸になった潤くんの目に見つめられて
何故か俺の方があたふたしてしまう




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