二人のキセキの物語 MN
第19章 親友の二人3 潤くん
「ところで、その二宮くんなんだけど、
春のSPドラマの撮影が控えてるそうね」
「あ~・・・そう言えばそんなような事言ってたなぁ」
「実は、そこに出演予定だった子が一人 今日
骨折しちゃったらしくて。撮影に間に合わないって事で、
急遽代役の話が来てるんだけど 潤、やる気ある?」
「え・・・マジで?やる、やる、やります!」
「ウチとしても 映画とドラマの話題が続けば
今後も貴方を俳優として推しやすいし
有難いんだけど、重要な役どころで出演箇所もそこそこあるから かなり忙しくなるわよ、他の仕事と並行して出来る?」
「出来ます、やらせてください」
勢い込む俺を見て 副社長が笑う
「こんなに良い返事をする潤は初めて見たかも。
そんなに演技の仕事が好きになったの?」
「あ~・・・うん、芝居するの楽しいよ」
「それとも 好きになったのは別の事かしら」
「・・・・・・///」