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二人のキセキの物語 MN

第20章 親友の二人4 ニノ



これで一安心、と 歩きながら振り返ると
女子高生たちも 電車を降りるところで


マジ?
偶然にも 彼女たちもここで降りるつもりだったのか?
それとも・・・、
もしかしてもしかしたら 俺を尾けるつもりだったりして?


まさか、と思いながらも
いつもは南口から出るところを 西口からアトレに入り
物陰からそっと見てると
二人もこっちの方へ歩いて来るのが見えた
キョロキョロと 誰かを探すような態度

慌てて一番奥まで進み 階段を使って駅構内に戻り
何度も振り返りながら 家まで急ぐ

漸く家までたどり着いた時には
ぐったり疲れて果て
大きなため息を吐いて 床に座り込んでしまった



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