二人のキセキの物語 MN
第2章 出逢いの二人2 ニノ
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指定された店について 潤くんの名前を出すと
入り口すぐ横のエレベーターから
上の階の個室へと案内される
ドキドキしてんのは 相手が潤くんだからじゃない
この、オシャレな街のオシャレな店っていう
慣れない場所のせいだよな、と思いつつ中へ入る
と、潤くんが小さく手を上げ
隣でもう一人のヤツもこっちを見た
こっちも間違いなくモデルだな、とわかる
手足の長いイケメンだ
「ニノ、お疲れ。仕事終わりに呼び出して悪かったな」
「あ・・ううん、遅くなってごめん」