二人のキセキの物語 MN
第27章 親友の二人11 潤くん
俺のスマホの住所録に登録されてる人は
300を軽く超える
「松潤は友達が多いから」って言われて
俺自身もそう思ってたし
それが自慢でもあった
最初の頃は 「友達が居ない」って言うニノの事
可哀想って言うか 寂しいヤツだな、って思ってた部分もあった気がする
だけど、ニノにとっての友達と
俺にとっての友達は違うんだな
ニノにとっての 友達ってのは、本当に心を許した
特別な存在
偶々会った店で 「よう、久しぶり」「元気?」って肩を組むヤツなんて
ニノにとっては友達のうちに入んないんだ