二人のキセキの物語 MN
第28章 親友の二人12 ニノ
「おはよ、ニノ」
「おはよう 潤くん」
ボーっと見てたら潤くんに声を掛けられた
ヤバい、俺へらへらしてなかっただろうな
と、口元を引き締める
見ると 潤くんもすごく真面目な表情だ
「いよいよ今日で終わりだな」
「・・・そうだね」
「続けて一緒に仕事出来て楽しかったよ」
「何・・改まって」
「ホントにそう思ってるから。ニノには芝居の事たくさん教えてもらったし」
「俺なんか別に・・・。潤くんには才能があるから・・プロデューサーも褒めてたよ、また一緒に作品作りたいって」
「マジ?有難いな」
「俺も・・またやれたらいいな、って・・・
ううん、絶対やりたい、って思ってるし」