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二人のキセキの物語 MN

第28章 親友の二人12 ニノ



目を押さえながら 歩いて行く潤くんの後ろ姿を
なす術もなく見送る

そっか、コンタクトか
びっくりした・・・

一瞬 ホントに泣いてるのかと思ったけど
そんな場面じゃなかったもんな


潤くん、ホントは俺の方が泣きたいよ

俺は これでも俳優で
自分とは違う感情を見せるのが仕事のくせに

実は 自分の気持ちを抑えるのが 
笑っちゃうぐらいに下手みたいなんだ






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