二人のキセキの物語 MN
第31章 クリスマスの二人3 潤くん
「じゅ・・潤くん・・・?え、な、何で?何でここに居るの?あれ?まーくんは?」
「雅紀、仕事が長引いて来れそうにないんだけど ニノに連絡着かないからって
俺にヘルプコール入ったの。ニノ、スマホは?」
「え?持ってるよ?・・・あれ?・・・またマナーモードのままだった。
電車に乗ると 絶対直すの忘れて いつもまーくんにバカにされてんだけど・・・・・・
あ・・・着信入ってる・・・」
「・・・・・・」
俺の心配を返せ、と言いたかったけど
わざと大きなため息を吐くだけに留めておいた
「こんなに待たされて スマホ確認しようとしないのがすごいよな」
「え?待たされて・・って?まーくんとは16時に待ち合わせだからまだ時間前・・・
あ・・ちょっとだけ過ぎてるか・・・」