二人のキセキの物語 MN
第33章 クリスマスの二人5 潤くん
だけど
やっぱり寒さは身に染みる
「ハックシュン!」
「・・・潤くん、大丈夫?・・・そろそろ帰ろうか?」
「大丈夫だよ、まだ来たばっかじゃん。せっかくだし、パーク内一周しようぜ」
「じゃあせめて これ巻いてて。俺は平気だから」
そう言いながら ニノは自分の巻いてたストールを
俺の首にぐるぐる巻き付けてくれた
勿論 実際問題として暖かいんだけど
それよりも ニノの香りが鼻腔を擽り
目を閉じると まるでニノが俺を包み込んでくれてるような・・・