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二人のキセキの物語 MN

第33章 クリスマスの二人5 潤くん



思わずそのふわふわした頭を撫でようとして
手を挙げかけたところで 
ん?俺、何してんだ?と我に返り
中途半端に腕を持ち上げた格好でフリーズする


「ん?」
「・・・・・・」

「どうかした?あ、ストール落ちそう?」
「あ・・・うん」


ストールがずれ落ちそう、っていう演技をして
端を押さえようとした俺の手と

「端っこ、縛っちゃおうか」

と 手を伸ばしてくれたニノの指が重なる



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