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二人のキセキの物語 MN

第33章 クリスマスの二人5 潤くん


5-2

手持無沙汰になって 冷たい指先に
ハーッと息を吹きかけてると


「潤くん、これ使っちゃおう」

悪戯っぽい響きの声と供に
目の前にニットの手袋が差し出された


「これ・・・」


それはさっきのショップで 雅紀の誕生日プレゼント兼(いや、誕生日プレゼントがこれだけじゃ終わらないのは分かってるけど)TDL土産ってことで選んだ手袋

ファンキャップとお揃いになる 派手なキャラクターミトンもあったけど
実用的なものの方がいいだろう、と
ぐっとシックなニットの手袋を選んだから 確かに普通に使えるけど



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