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二人のキセキの物語 MN

第34章 クリスマスの二人6 ニノ



エントランスを出た潤くんは
まっすぐパーキングに向かってる

だけど、俺はそっちへは行けない
あんなこと言っておいて 知らん顔で車に乗れるワケないもん


「潤くん」
「・・・何?」

「今日はありがとう。俺電車で帰るから」
「何でだよ、送るって」

「ううん・・・それは・・」
「良いから。」


喋ってる途中で 腕を引っ張られ、
2~3歩 潤くんの方へよろめいた




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