二人のキセキの物語 MN
第37章 クリスマスの二人9 潤くん
雅紀・・・お前の言葉、嬉しかった
こんな俺でも 勇者になれるのかな、って
真実の愛を見つけたら ホントに無敵なのかな、って
思ったけど・・・
素直な気持ちだけじゃ ダメみたいだ
敵の鎧は固くてさ・・・
もう俺の刃はボロボロで今にも折れそうになってる
でも、最後の一撃を 試す価値はあると思うんだ
自分が傷つくことを恐れない捨て身の攻撃なら
ニノの心の固い鎧を通して
少しでも内側に触れる事が出来ないかな
「そっか、・・・残念・・・。」
「・・・・・・」
「俺は・・・・・・俺は、・・ニノが 好きだから・・・」