二人のキセキの物語 MN
第38章 始まりの二人1 潤くん
「あの、松本君、大野さんの去年のコンサートのブルーレイ持ってたりします?」
「あぁ、持ってるよ。見たい?貸してやろうか?」
「ホントですか?ありがとうございます!」
「あ、時間あるならウチ寄ってけば?まだ他にもあるから 良ければ貸すよ」
「うわー、いいんですか?是非お願いします」
目を輝かせて喜ぶ顕嵐を一緒に乗せて
タクシーで家まで帰る
幸い 天気も回復し 地面の雪もほとんど溶けてる
この調子なら 帰りは俺の車でも送って行けるだろう