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二人のキセキの物語 MN

第5章 出逢いの二人5 潤くん

5-1

「じゃあ、俺JRだからこっち行きますね・・・今日はありがとう」
「え?電車で帰るの?家どこ?」

「吉祥寺」
「遠っ!な、何でそんなとこ住んでんの?」

「え?便利ですよ?中央線も井の頭線もあるし、そのくせ家賃安いし」
「そ、うかもしれないけど・・・でも やっぱ遊ぶ時とか不便じゃない?ニノの収入だったらもっと都心に住めるでしょ」

「うーん・・俺あんまり出歩かないからそんな便利なとこじゃなくてもいいかなぁ。旨いラーメン屋とかあれば十分」
「そっか・・・じゃあ、今度そのラーメン屋案内してくれる?」

「んふふ・・いいですよ。でもラーメンでいいんですか?ホントはイタリアンとか高級フレンチが好きなんじゃ?」
「俺?ぜーんぜんだよ。あ、ナポリタンスパゲッティは好きだけどね。
ラーメン、唐揚げ、餃子があれば大満足だから、ホントに今度連れてってよ」

「わかりました。じゃあ今度・・・」
「うん、また連絡するからね」




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