二人のキセキの物語 MN
第39章 始まりの二人2 ニノ
玄関の前で 改めてインターホンを鳴らすと
潤くんがドアを開けて
「どうぞ」と 俺を招き入れてくれた
「わざわざ持って来てもらっちゃってごめん・・あの、時間あるなら上がって行ってよ」
「でも・・・」
「あ・・後輩来てんだけど それは気にしないで・・って。ダメ、かな」
「・・・ダメじゃないけど・・・俺・・邪魔・・じゃないの・・・?」
「何でだよ、そんな事無いって。仕事の後でブルーレイ貸すために連れて来ただけだから」
「・・・・・・」
どうしよう、
潤くんと話をしたくて来たんだけど
後輩が居るなら
込み入った話は出来そうにない
やっぱりここは出直した方がいいのかな
でも、そうなると次の機会ってのは 一体いつになるんだろう
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