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二人のキセキの物語 MN

第39章 始まりの二人2 ニノ



そんな風に考えながら
時々後ろを振り返り、歩く

歩道の端には まだ雪が残っていて歩きにくい
ここで転んだら悲惨だ、と気を付けてゆっくり歩き

俺がゆっくり歩いてるのは
転ばない様に注意してるだけで
別に 潤くんが追っかけて来てくれるのを待ってるわけじゃない、
と心の中で言い訳する

けど、そんな言い訳も虚しく、
後ろから声をかけられることも、遠くにその姿を見る事も無いままに
俺は自由が丘駅に着いてしまった




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