二人のキセキの物語 MN
第41章 始まりの二人4 ニノ
「もぉっ、///」
恥ずかしくなって ぷいっと横を向くと
再び顎を持ち上げられる
だから、これは 反則だよね
この至近距離で この体勢
どんな顔をすればいいのかわからなくなるじゃん
俺の顎を持ち上げてた左手をそのまま滑らせて
耳朶を触り始めた潤くんは
何故か 右手で鼻をつまんで
その後両手で眉毛を撫でる
何をされてるのかワケがわかんない俺は
ゆっくりと近づいて来た潤くんのドアップに耐えかねて
目を閉じたけど
こつん、と当てられた額
・・・の次に、触れるものは無い