二人のキセキの物語 MN
第44章 始まりの二人7 潤くん
家に帰る時間が惜しいから 今日は自分の車でここに来た
勿論 事故を起こさない様に最新の注意を払うけど
早く早くと心が急く
ニノんちの駐車場に車を停めて
≪ 着いたよ ≫とLINEを送ると
エントランスに入ったタイミングで 自動ドアが開いた
ニノが開けてくれたんだ
荷物を抱えてエレベーターへ向かい
ニノんちの玄関前に立つと
又もタイミング良く 中からがちゃりと開くドア
「ナイスタイミング、ありがと」
「どういたしまして」
・・・え?
この声、ニノじゃないぞ?