二人のキセキの物語 MN
第44章 始まりの二人7 潤くん
「本当に本当にすみませんでした!
あの、病院行って ちゃんと手当してもらってください
勿論俺が全額払いますし、それだけじゃなくて・・・」
許して貰えるなら土下座でも何でもするぞ、と
床にきっちり正座すると
「あ~、いいのいいの、たいしたことないし。
俺も 声かけるだけにしとけば良かったのに
寒そうだなって、服の乱れを直そうとして
つい、手を伸ばしたりしたもんだから・・・」
誤解させちゃったね、と眉毛を下げて笑う櫻井さん
・・・何ていい人なんだろう