二人のキセキの物語 MN
第6章 出逢いの二人6 ニノ
「まぁ・・・もともと世界が違う人だから・・・1回呑んで “友達”、・・ってのは言い過ぎかな。“知り合い”になれただけでも 良いと思わなくちゃ」
自分にそう言い聞かせて ゲーム用のTVを点け、コントローラーを手にとる
けど、頭の中には 何故か潤くんの顔ばかりが浮かんでくるし
俺の今日の態度が 潤くんの機嫌を悪くさせちゃったのかな、って事ばかり
気になって 全然集中できない
あっという間にHPはZEROになり
哀しげな音楽が流れた
「あ~・・だめだ・・もう止めよ」