テキストサイズ

二人のキセキの物語 MN

第45章 始まりの二人8 ニノ



「コノヤロ・・笑ったな?」
「・・・ごめんね・・」


殊勝に謝りながらも 口元は緩んだまま

そんな俺をこつんと小突いた後に
潤くんが大きなため息を吐いた


「こんな風に笑える話になってよかったよ」
「・・・ホントごめん」

いや、ホントは 別に俺が悪い事したワケじゃないと思うんだけど
結果的には みんなに多大なる心配と迷惑をかけちゃったもんね

ぐいっと引き寄せられるままに
潤くんの腕の中で目を閉じる




ストーリーメニュー

TOPTOPへ