二人のキセキの物語 MN
第46章 始まりの二人9 潤くん
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まさに身も心もヤル気満々になってた俺
そう言えば前回も寸止めでおあずけ喰らったんだった
またも出鼻をくじかれた感はあるものの
ゴリ押しみたいな無粋な真似はしたくない
それに正直言えば やっぱり俺も空腹だったし
ニノが作ってくれたご飯も大いに楽しみだったから
そこから二人で手分けして料理の仕上げをした
ニノがサラダを作ってくれる間に
俺がローストビーフを切り分け
炊き込みご飯で小さくおにぎりを作る
それからグリル野菜とチーズの盛り合わせを皿に出して
マジでお待ちかね、二人きりの忘年会の始まりだ