
二人のキセキの物語 MN
第46章 始まりの二人9 潤くん
記憶を掘り起こしてみたけど
今までの場合 最初からソレが目的だったから
あれこれ誘いの言葉を駆使しなくても
ごく自然に、というよりどちらも積極的に
そこを目指していた気がする
勿論、今日の俺達だって お互いの意思の疎通は
バッチリ出来てるんだけど
下手な誘い方して
“ それはもっと後だろ。何がっついてんだよ ”
なんて幻滅されたらどうしよう、って思うし
もっと言えば、カラダ目当てだとか思われたらどうしよう?って心配も
色んなことを乗り越えて、やっとここまで来れた、ってのに
そんな事になったら 泣くぞ俺
