テキストサイズ

二人のキセキの物語 MN

第57章 背中合わせの二人3 カズ


3-2

「事務所の存続にかかわる程の金額、って事?」
「詳しい事は明日聞くんだけど・・・少ない金額では無い筈」

「そっか・・・せっかく日本に帰って来たばかりなのに
辛い話になりそうだな」
「・・・うん、でも、あの 俺は別に他の事務所でも
演技の仕事が出来ればいいから・・そんなには・・・」

「そんな強がるな、って。カズの気持ちわかるから」
「あ・・・うん・・・」


俺を心配してくれる潤の言葉が
殊の外 重く沈んだのに少し驚いた





ストーリーメニュー

TOPTOPへ