二人のキセキの物語 MN
第58章 背中合わせの二人4 潤
その図を想像してみると
何だか 恥ずかしいよりも面白い方が大きくて
そんな俺を見せるのもいいかも知れない、なんて考えてしまう
思わずにんまり笑うと
またまたカズが不思議そうに見上げる
その顔があんまり可愛くて
抱きしめてしまう俺
何だかカズに会う度 同じこと繰り返してるみたいだ
だけど、カズの事を大好きで
過剰な心配と嫉妬にかられて
カズの事を守ろうとする公私混同そのまんまな俺も
カズの可愛さにノックアウトされにまにまへらへらしてしまう
だらしない俺も きっと悪くない
そんな気がするんだ