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二人のキセキの物語 MN

第64章 背中合わせの二人10 潤



振り返れば 本当に色々な事があった

途中で降板させられるんじゃないかと心配になる程
監督に怒鳴られ続けた稽古の日々


稽古の半ばで早くも満身創痍
文字通り 歯を食いしばりながら
努力して努力して努力して

何とか形になって 初日を迎えてからも
途中で喉を痛めて
ほとんど声が出ないようになったりして
あんなにみっちりと稽古をし、準備もして来たのに、
と、泣きたくなった

あの時は 共演者のみんなにも迷惑かけたっけ





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