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二人のキセキの物語 MN

第65章 背中合わせの二人11 潤


11-1

「なっ・・何してたんだよ、こんなとこで」
「え・・・星を見てたんだけど・・・」

「は?・・いやいや、そう言う事聞いてんじゃないよ!」
「ま、正確に言えば 潤を待ってる間に星を見てたんだけど・・
えっと・・もしかして 迷惑だった?」

「そんなワケないだろ!だけど、それならそうと言ってくれれば
俺だってもっと早く帰って来たのに」


勿論、カズが帰って来た事は嬉しくて堪らない
それは大前提だけど、それでも
このシチュを すぐに呑みこむ事は出来なくて

声を潜めながらも 責めるように言い募ってしまう俺に
カズはどこまでも飄々としてる





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