テキストサイズ

たけるくんと一生さん

第4章 介抱しましょう

その後……その後は、気を、失って……。

「たけるくん……大丈夫ですか?」

「あ……」

優しく上半身を起こして、キンキンに冷えたお茶を渡される。
ゆっくり飲み干してお礼を言うと、おでこにキスを落としてくれた。
そのまま腕の中に閉じ込められる。

「一生さん……オレ、急に意識遠くなって」

「お風呂、長時間入り過ぎました。気づけなくて申し訳ないです」

あ、なるほど。だから意識ぶっ飛んだのか。

まだ少し、体がだるい。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ