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本気になんかならない

第8章 バカ男子

それからも間をあけて訪れる北里からのコール。
俺は数回を断った。
そうすれば、彼女はもう俺のことなんて、キレイさっぱり忘れると思った。

それでも未練がましい俺は、いいわけをつけながら、何度か彼女のマンションの前を通りすぎた。
そして、彼女と男の2ショットを目の当たりにして、それきりとなった。

夏服に変わる頃には、北里からの連絡も、来なくなった。

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