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本気になんかならない

第12章 1・2・3

すごく狭い私の視界は、その手元をうつし、すぐ近くの人間の顔は、まず見えない。

だけどね、その不作法カップルの男の声が気になったのよね。

少しずつ距離をつけ、顔をあげ気味にして、そのふたりの肩上をとらえた。

女性の頭に顔をくっつけるようにして、スマホを覗いている男性は。

え?ズバリ本人?

え?どゆこと?


一森先パイ、、自宅で落ちこんでいるんじゃあ?

来年の運命を託す予備校を品定めしているんじゃあ?


なのにどうして
そこにいるんですか??

その女は誰ですか??


ここは遊園地デスよー???

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