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本気になんかならない

第3章 2月14日

俺は、学校に足を向けるようになった。
もっちーは、俺のテスト結果をパラパラとめくる。

「がんばってんじゃん?」

「フツー」

「いや、テスト受けてることがすげぇよ」

「どこにいたって同じだから」

家にいたって、学校にいたって、日常を淡々とこなすだけ。北里がいない日は、ルーティンワークに乗っかるだけの俺。

もっちーは、そんな俺を見て口角をあげる。

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