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本気になんかならない

第23章 メグと彼氏と

「まだ言うんだ?悪かったとか思わないの?」

そりゃ思うけど、
ここでメグじゃない人物に言ったってどうにもならないだろ?

あれは不可避だったんだと、ノドまでいいわけが出てきていたけれど、
それをわかってもらったところで

俺は、以前のようには
メグと接することはできない
それに、メグには
もう、ほかに好きな人がいるんだし。

メグのこと、大切にしたかったのに、
全然できてなかったんだな。

あげくに、そのキスの相手に未練だなんて。。

「ん」

ガラッとドアを開けて入ってきた部長をつかまえた俺は、
短い返事のようなものをして
彼と一緒にそこを離れた。

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