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本気になんかならない

第24章 唯一無二

”和君、和君”

彼女の甘い声が、俺の耳に通りすぎる。

あのとき、彼女は目をしっかり開けていた?
俺に視線をあわせていた?

俺じゃなくて、この男を想って
この男を呼んでいたんじゃないのか?

だけど、当初は
この男もセフレっぽかった。。

なら、もうひとりの彼氏も”和”ってつくのか?

俺もこの人も、彼氏代理?
それとも、この人こそが昇格した本物彼氏?

そんな四字が回りだす俺のアタマ。



………………もういいや

そんなのつきとめても
俺の身分は変わらない。。

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