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本気になんかならない

第25章 春雷

「宮石君!帰るの?」

と、俺を追ってきたのは小浜さんで

「ああ。俺のぶんも楽しんで来て」

”じゃ”と手を振る俺に駆け寄って

「そろそろ帰りたかったの。
駅まで、一緒して?

この道、独り歩きは危なそうでしょ?
だから、誰か帰ろうとするのを待ってたのよ」

そう言われては、従うしかない俺だった。

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