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本気になんかならない

第26章 趣味:和歌

北里が、、
どんな表情しただろう?なんて、
余裕で笑うに決まってる。

彼女にとっては
遠くかすんだ俺との別れなんて
もう、とっくに癒えている。

彼女がまた、あのときのように
ピアノを弾いてと、ねだってくれるなんて
ふたりの選んだ和歌について
語りあかして、これまでよりも仲良くなれるなんて

心の裏で、そんなこと空想した俺

俺ってかなりおめでたい。。

彼女の近くには現在も

夜の迫る時雨のときでも、支えてくれる
男がちゃんといるんだのに。。

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